今年の大河ドラマ「天地人」
前半はあまり見ていなかったのですが、
町田の実家に戻ってからは親が見ているので
ついつい見ています。
豊臣秀吉の時代から、ついこの間の関が原は、
他の大河ドラマでもよく見ているので時代背景はわかります。
そういう意味では大河ドラマは途中からみても
基本的な話の土台はわかっている、というのがいいですね。
今回は上杉家が主人公なので、
従来の戦国武将像とはちょっと違うイメージがあるような・・・?
歴女ブームが背景にあるのでしょうか。
さて、先週放送の「上杉転落」
今日の再放送も見ました。
思うところがあったので、書き留めておこうと思います。
関が原の戦いで、家康に敵対した形の上杉は
勝者の家康によって処分を受けます。
命が助かっただけでも儲けものではあるのでしょうが
120万石から30万石になってしまいます。
しかも、国替えして会津にきたばかりなのに、また移封です。
家臣たちは浪人にならなければならないのかと戦々恐々。
父祖の代から命をかけて仕えてきたのに、と嘆く者もいます。
なんだか、会社が危なくなったときの
社員の姿を映しているかのよう。
家老である主人公の直江兼続は、
痛みはみんなで分け合う
上杉にとって大切な「義」「愛」の志を拠り所にする
ただし志だけでは食べていけないので、
上杉を去りたい者は申し出てくれ。
そう家臣たちに言います。
現代の会社でいえば、
「リストラはしない。でも希望退職は受ける(退職金も出す)」
といったところでしょうか。
結局、上杉を見限る家臣は一人も出ず、
みんなで移封先の米沢に向かうのです。
(もともと米沢が領地だったんだっけ??)
その中の一人の家臣の言葉が印象的でした。
「石高はいくら減ろうとも、上杉の家臣であるということこそが宝なのだ」
現代の会社でいえば、
「給料はいくら低くなろうとも、そこの会社の社員であることにこそ価値があり誇りなのだ」
ということですよね。
そう社員に言われるような会社だといいですよね。
結局、上杉の「義」「愛」のような
「会社の理念」に共感できるかどうか、です。
そんな「理念」を持つ会社だったら、
倒産の憂き目に会うこともないのでしょうが。
コズミックブレーンも、そんな会社を目指したいです。