クラウドで業務の「見える化」をはかる

クラウドの象徴 セールスフォース
インプレス (2009/9/18)

「クラウド・ビジネス入門」の中にでてきた
セールスフォース社。
その名前にひかれて読んでみました。

以前、自社の社内システムをAccessで構築したとき
また、それに代わるちゃんとしたシステムを
導入しようとしたときに、かなり苦労したのですが、
このときに「クラウド」という概念を知っていたら!
と思いました。

この本では、実際にセールスフォース社のサービスを使って
システムを構築した事例が載っています。

なによりも、利用者にとってメリットがあるのが

システムを利用できるようになるまでの
スピードが格段に速いこと

そして

自分たちで修正・検証を繰り返すことができる

つまり、試行錯誤ができることなのです。

変化する情勢にフレキシブルに対応できる
というのが魅力ですね。

しかもコスト削減も図れるのです。

これだけですと、いいことばかりのようですが
逆に「自分たちでつくっていける」
ということは、「自分たちの業務がきちんと整理されている」
のでないと、つくることは難しいでしょう。

まぁ、自分で自分の業務を明確化できていないということは
システム構築を丸投げしてつくってもらったとしても
結局は使えないシステムが出来上がるだけだと思いますけど。

中小の会社の導入事例が載っていましたが
逆に「クラウド」で、自分たちで、
システムをつくりあげることによって業務の整理ができ
「見える化」ができたところもあるようです。
本来あるべき姿ですが、これができる会社は
これからの時代

かなりの強み

になるのではないかと思いました。