昨年末のことになりますが
TBSドラマ「JIN~仁~」を見ました。
一昨年に放送されたドラマを
一挙再放送していたのです。
最初に見たときも感銘を受けたのですが
今回もさらに思うところがありましたので
書き留めておきたいと思います。
現代の医者がタイムスリップして幕末に行ってしまう、
というSFチックなお話。
でも、いろいろと考えさせられるところがある
深いドラマです。
(原作はマンガだそうですね)
特に残ったのは
「名もなき普通の人々の暮らしの積み重ねが歴史を作っている」
ということ。
幕末にタイムスリップした仁先生は
戻る方法もわからないまま、
幕末で生きていくことになります。
そこで、麻酔もないまま
頭の手術を行うことになるのです。
手術をしながら思います。
自分が今まで難しい手術をこなしてこれたのは
自分が優秀だからではない。
医術や薬品や器具を先人が見つけ、
つくりだしてきたからこそ
できたことなのだ、と。
その証拠に、麻酔なしで手術するのに
患者の痛みを少なくするやり方すら自分は知らない。
私たちが今の生活を営んでいけるのは
先人たちの努力の積み重ねがあったからこそ、なのです。
他にも感銘を受けるところは多々あったのですが、
今回思ったことは
「業務マニュアル」
にも同じことが言えるのではないか、ということです。
今現在会社でやっている業務は
会社が設立して以来、
その業務にたずさわった人々の
さらには会社全体の行動・思いの
積み重ねになっているわけです。
何十年も続いている老舗でも、
ベンチャー企業であろうとも。
その積み重ねに思いを馳せずに
ただ、「今現在」の仕事を切りだしても
本当にその業務を伝えることにはならないんだな~
と思いました。
ただし、歴史の教科書のように事実を連ねても
それはそれで「だから何?」状態に
なってしまいますが。
そのあたりをうまく検索・抽出できるような
システムに載せられたら
いいマニュアルが作れそうですね。
コズミックブレーンが作るマニュアルは
これが理想です。